Shono Mercy Museum

シカゴブルースについて


ブルースといって最も大きなブルースとして知られるのはシカゴブルースというジャンルだろう。
ここでのシカゴブルースは1949年-1960年あたりの解説をする。
いわゆる古典的シカゴブルースだ。

シカゴブルースはおもにデルタブルースが元と生まれたジャンルになっている。
生まれた要因の一つがエレキギターの誕生だ。
エレキギターが大都市に住む大衆の手に渡り始めたのは1949年ごろからとされる。
その時代は工業化によりシカゴはすでにNY,LAと並ぶ大都市となっていた。

南部のデルタ地方から移住してきたデルタブルースミュージシャンたちが当時の最新技術のエレキギターを手に取り、アンプを通して音を出す。
そしてドラム、ベース、ハーモニカなどを入れたバンドスタイルとなる。
それがシカゴブルースの始まりだ。

彼らは生活のチップを稼ぐためにMaxwell Streetで演奏する。そしてうまいバンドは人々の目に留まり、音楽業界(レコード会社)も目をつけるようになるという流れだ。
Maxwell Streetにはもちろん旧式のデルタブルースのミュージシャンもいたが、やはり人だかりができたのは革新的なエレキギターを使ったブルースだった。
※Maxwell Street--当時のアフリカンアメリカンのシカゴ最大のストリートマーケット、主に土日に人だかりができていた。

デルタブルースに革新的なエレキの音が足され、バンドスタイルになったシカゴブルースはラジオを中心にシカゴから外へと広がっていった。
そしてシカゴから世界へ広まっていった。

ここで記しておきたいのはシカゴブルースを作ってきた方々はシカゴ出身ではなく、他州からの移民が多いということを覚えといていただきたい。

以上が簡単な成り立ちの紹介だが、次にシカゴブルースを専門に扱ったレコード会社の紹介をする。現在はほぼ大手に買収、解体されている。
・Chess Record(チェスレコード)-マディウォーターズ、チャックベリー、エルモアジェイムズ、リトルウォルターなど所属していたロックンロール、シカゴブルースを作ったレーベル。
・Coblra record(コブラレコード)-オーティスラッシュ、マジックサム、バディガイなど所属したレーベル。
・Vee-Jay Records(ヴィージェイレコード) - ジョンリーフッカーが所属。ビートルズもアメリカ盤シングルもこの会社からリリースしたことがある。

2021年6月25日

戻る