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アメリカでの生活においての英会話


アメリカでの生活においての英会話は必要不可欠なものとなっている。
そこでここでは私が現地での英会話能力をどのようにして培っていったかを記していく。

あくまでも個人的な経験から語っているのでどなたでも当てはまるものではないものと思っていただきたい。

まず前置きとして、私は高校までの英語のテストは苦手。大学入試もかなり苦戦した。
普段の高校の英語の偏差値は42くらいが普通で、強いて言えばリスニングは平均、英単語も並くらいだった。
ただインターナショナルへの抵抗はなく、人とのコミュニケーション、特に自分が知らないもの、異世界のような環境は大好きだった。

高校を卒業し、運よく一般的な大学へ入学した。
大学では今までの義務教育とは違い、自分の学ぶものに対して誰からも文句を言われない環境が大好きだった。
ほどなくして私は1950年代含む以前のアメリカ音楽の虜となり、その時代の音楽をギターで弾いてみたいと思うようになった。
では彼らのような音楽を表すにはどうしたらいいのだろう。それには現地で学びに行くのが一番だ、と思った。

そして私は大学の長期休みを使い、自由に英語のコミュニケーションも出来ないままアコギを担いで一人で渡米するようになった。

その時、自分の英語力の無さは実感していたのでそこも伸ばしていこうと思った。
ではどうやって伸ばしていくのか。
"英語しゃべれないと生きられない環境に身を置けばいい"
と半ば強引に自分の身を英語しか通じない環境に移し、たたき上げた。

最初はコミュニケーションで失敗するのが当然。
成功(成功の定義は常に変わるが)は失敗の積み重ねで成り立っていくものだし。
どうせ失敗しても最悪な状況にはならないだろうし、なにより新しいものに対してのワクワク感の方が不安を吹き飛ばした。

きっと英語でのコミュニケーションを通じて知り合った方は生まれ育った環境、視点、考え方も違うので自分の視野を広げることができる手助けとなってくれるだろう。
と当時は考えていた。

そんなことを思って実際に単独でニューヨークへ渡米すると、たしかに最初にワクワク感はあったがコミュニケーションができない。
当たり前だが、スラスラと思うようにコミュニケーションができない。
自分から動かないとコミュニケーションが発生するのはレストランでの注文、スーパーでの買い物くらいだった。

うーん、と思い悩んで中華街でおやつを食べるために個人のやっているパン屋へ入る。
僕は甘いパンを頼んで店内で一休みした。
すると70後半-80代の老人が中国語訛りの英語で"リンゴジュースはいいものだ。おいしいし体にいい”と話しかけてきた。
僕は"僕はオレンジジュースが好きだよ"と話した。
そうしてゆったりとした会話で時間が流れてったのをよく覚えている。

そうしてだんだん周りの方とコミュニケーションを図るため、道に迷ったらすぐ聞く、地下鉄のチケットの買い方を聞く、
レコード屋へ行ったときは買い物客にどんなアーティストが好きか聞くなどと試していった。
するとみんな優しく話してくれるので当時の僕としてはとても嬉しかったし、そんな彼らに人としての暖かさを感じた。

そうして数日が過ぎ私は大学での自己研究として挙げてたアメリカ民族史、低所得層の行動経済学などを調査するため、
昼はアンティークショップで地元の骨とう品、博物館で歴史を調査、夜は音楽バーなどで地元の人々と情報収集するようになった。

もちろん英語は完全ではなかったので5割は分かればいいかと思っていた(最初、実際理解できた2-3割だと思う)
ただコミュニケーションになれるという点にも目標に置いていたので、相手の意味はすべてわからなくてもそれでも得られたものはあると考えていた。

最初に深い関係性を持ったのはおそらくホームレスの方々だと思う。
きっかけは2回目の一人旅のときで低所得層の行動経済学を学ぶために話しかけたのがきっかけだ。
普段はどこにいるの、なんでホームレスになったの、普段は何食べてるのとか聞いた。
そうして話していくうちに仲良くなり、お互い打ち解けていった。自然とウマが合った感じだった。
その時私は偶然その日のニューヨークのホテルをとっていなかったので
彼らに"普段君たちが泊っていく場所で僕も寝てもいい?"と聞いた。
もちろん快く引き受けてくれて私たちは同じ時間を過ごした。


前置きが長くなってしまったが、私の場合の英語が上達した理由を自分なりに考察してみる。

・英語しか話せない環境に身を置く
→自分に日本語という逃げ道を与えないで強制的に英語脳にする方法。
 かなり負担はかかるのでお勧めはしないが、短期間で英会話力が伸びる可能性大。

・色んな人と話す
→コミュニケーションは人と会って話してなんぼだと思うので。
 とにかく慣れ、慣れ!

・偏見をなくす。~だからという言い訳をなくす
→自分が常識という概念は外した方が案外すんなりいろんなものを吸収出来たりする。
 ただ自分の身は自分で守って

・普段からインターナショナルな環境に浸り、人との壁をなくす
→挨拶したらもう友達。その他余計なことはいらない

・頭の中での考え事は英語でする。
→頭の中はフリーダム。いろんな考えが浮かんできます。
 そして英語に慣れて英語で物事を自然に考えられる英語脳を作っていきましょう。

・まず聞く、そして話す。のコミュニケーションの基本を徹底
→日本とコミュニケーションの取り方が違います。言葉も重要だが、体全体の表現力も重要になる。
 相手の顔を見て総合的に何が言いたいか掴む能力を伸ばすといいでしょう。
 そしてから全体での表現力も鍛える

・根気よく言いたいことを伝える
→日本語と話し方が全く違うので、言いたいことが伝わらないことがあります。
 そんな時は何度も根気よく伝えていきましょう。

・相手の発音を真似する
→発音は難しいです。ネイティブスピーカーの話を聞きおぼえて普段から真似して体になじませるといいでしょう。

・色んな年代の人とかかわる
→日本もですが年代によって話し方、スラング、コミュニケーションの取り方が違うような気がします。
 色んな方々とかかわり、吸収していくのも手


以上結構なことを書いてしまったが、自分自身も完ぺきとはまだまだ言えないので今後も様々な方々を通じて学んでいきたい。

また、ここに書いたことは私個人のことなのでみんなに当てはまるわけでは当然ない。
人とのコミュニケーションは合う合わないもあるのでかなりストレスを感じたときはくれぐれも無理しないでほしい。

個人的に人生の目標は幸せになることが大きいと思うのだが、英会話でのコミュニケーションはそれを掴む一つの手段にしか過ぎない。
ただ、いままで私は色んな人に会い、色んなことがあり、たくさんの人に助けてもらった。
そのうちの一つの通過点が私の場合、英語でのコミュニケーションなだけだ。

2021年6月28日

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